奈良県を愛する勇士が集まりさまざまな企画を行う「らほつ朋の会」が11月1日・2日、奈良県庁舎前広場(奈良市登大路町)で「黒米カレー選手権2008」を開催する。
釈迦が、人々を病から救うためにさまざまな薬草をブレンドし与えたことがカレーの起源と言われ、日本では奈良時代にインドからやってきた僧の菩提僊那(ぼだいせんな)が故郷の多種多様なスパイスを持参してきたという説がある。このことから、奈良時代にはカレーがあったのではないかと推察し、釈迦や菩提僊那が人々の健康を気遣い振る舞った「慈しみのカレー」を現代に甦らせようと考案されたのが黒米(くろまい)カレー。
黒米カレーは、2010年の平城遷都祭に合わせ奈良県の独自のメニューとして奈良をアピールできるようにと2004年から県が認定を行っている「奈良のうまいもの」に登録されている。同選手権は、おいしいく黒米に合うカレーを見つけ出すのと、黒米カレーの質の向上を図るために企画された。
両日、県内を中心とした飲食店16店が参加。フレンチや和食などさざままな専門を持つ各店は、それぞれのジャンルから真剣に黒米に合うカレーを考え腕を振るう。審査はトーナメント形式で来場者によって行われ、400円で2種類のカレーを購入し、おいしいと思った方に投票する。黒米は200円で別売り。
らほつ朋の会の別所史代表は「1人でも多くの方に参加頂き、おいしいカレーを選んでいただきたい」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。雨天決行。問い合わせは同会(TEL 0742-22-0907)まで。