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新体操「フェアリージャパンPOLA」新メーク発表と演技披露。1月に代表メンバー入りした奈良出身の中村知花選手に聞く

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中央が中村知花選手

■新体操日本代表「フェアリージャパンPOLA」の2022年新メーク発表と演技披露が7月28日、日本体育大学(東京都世田谷区)で行われ、奈良市出身で奈良文化高校2年の中村知花選手(17)らが演技を披露した。主催は日本体操協会、POLA。 

団体演技披露

 

喜田純鈴選手の個人演技披露

 新体操日本代表「フェアリー ジャパン POLA」のオフィシャルパートナーである化粧品会社のポーラ(東京都品川区)は、演技に合わせて選手専用メーク品を開発し提供すると共にメークパターンを考案。選手一人一人の顔立ちに合ったメーク指導やスキンケアアドバイスなどをサポートしている。

 新メークには「新しい未来を自ら切り開き、どんなに困難な時でも自分に打ち勝ってほしい」という思いを込めた。テーマは「Japan Beauty 勝色メイク」。個人メークは、アイカラーに力強い赤を取り入れ、ダイナミックで繊細な演技の魅力を引き立たせる。団体メークでは、アイカラーに「勝色」と呼ばれる深い藍色を使い、日本人の肌色を際立たせ立体感を引き出すメークになっているという。

■1月に団体メンバー入りした中村知花選手(17)に話しを聞いた。

新体操を始めたきっかけは姉が先に習っていて、その送り迎えのときに楽しそうだなと思い4歳で始めた。目標にしているのは、引退したロシアのヤナ・クドリャフツェワ選手。手先や足先の美しい表現や技の正確性に憧れるが、まだ自分に足りていない点であり、大切だと感じているという。「目標はオリンピックで金メダル」と意欲を見せる。

-フェアリージャパンへの加入が決まった時、どんな思いがありましたか?

中村選手 加入当初は、オリンピックで金メダルという目標の第一歩がやっとスタートしたなと感じた。新しい環境に慣れるのに時間がかかったが、今は生活にも慣れてきて世界選手権に向けて自分の役割を果たし、オリンピックの枠を獲得したいと思っている。

-2022年新メークの感想は?

中村選手 新メークのリップは3種類の色を用意していただいた。演技や衣装などに応じて選べるので気分が上がる。リップを塗ることで試合モードのスイッチが入る。今回初めてメーク指導してもらい、筆の使い方などの細かいところまで丁寧に教えてもらったので、メークにより深く興味が湧いた。

-この日の演技披露はいかがでしたか?

中村選手 6月に行われたアジア選手権から技の確率を上げ、みんなで同じ動きをするところは動画を見て合わせるように練習をしていたので、それを出すことができて良かった。日本で踊る機会が少ないので日本のお客さんに見ていただけてとてもうれしかった。

-奈良の皆さんへメッセージをお願いします。

中村選手 オリンピックで金メダルを目標に人一倍の努力と強い気持ちだけは忘れず、これからも練習に励みますので、応援よろしくお願いします。

-ありがとうございました。

9月14日~18日にはブルガリア・ソフィアで「世界新体操選手権」が予定されている。
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