奈良公園の飛火野で2月1日、ホルンの音色で鹿を集める「鹿寄せ」が始まった。奈良市と同市観光協会が主催で行う「奈良大和路キャンペーン」の一環で行われるもの。
10時から行われた鹿寄せは、200人近い観光客らが見守る中、「奈良の鹿愛護会」の和栗慎一郎さんがベートーベンの交響曲第6番「田園」の一節を吹いた。
音色が公園の響き渡ると、周囲の森から鹿が列を成して一斉に駆け寄り、普段より多い100頭以上が集まった。鹿は、全国から同会に善意で届けられたドングリをご褒美として与えられ、おいしそうに食べていた。集まった観衆らは鹿との触れ合いを楽しんでいた。
3月10日まで。