ならまちセンター(奈良市東寺林町、TEL0742-27-1151)で10月24日から、夜の奈良町で雅楽や狂言、能などの伝統芸能を観賞できる「ならまちナイトカルチャー」が開催される。
夜の奈良を楽しんでもらおうと昨年の秋に初めて行われたもので、今回で3回目。観光客だけでなく地元の人にも、安価で楽しめる伝統芸能が人気を集めている。
期間中の催しは日替わりで行う。火曜は「奈良の唄と踊り観賞」として「奈良の唄保存会」の演奏に合わせて坂本流の踊りを披露。そのほか、水曜=「奈良雅楽アンサンブル」による雅楽演奏、木曜=大蔵流の狂言、金曜=「ならまち芸能企画研究会」による落語、土曜=「奈良の民話ミュージカル絵巻」。日曜は金剛流シテ方植田恭三師が能を披露する。
中でも土曜日の劇団「良弁杉」による「奈良の民話ミュージカル絵巻」は、約1畳ほどの大きな絵巻の紙芝居と語りに加えて登場人物が舞台に飛び出すなど、紙芝居とミュージカルがコラボしたもの。主催のならまちナイトカルチャー実行委員会の担当者は「笑いあり、ほろりあり。ほかにないものなのでオススメ」と話す。
土曜18時からは、「にぎり墨」(1,050円)、「奈良筆づくり」(1,575円)、「吉野杉透かし楽彫り」(1,000円)、「勾玉づくり」(800円、11月7日のみ)の奈良の工芸体験プログラムも用意する。
参加は当日19時までに申し込みが必要。開催時間は20時~21時。参加費は500円(木曜の狂言は1,000円)。11月8日まで。