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今年も平城宮跡で「大立山まつり」 奈良の文化と食アピール

ライトアップされた朱雀門と大立山

ライトアップされた朱雀門と大立山

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 「大立山まつり2020 奈良ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)ぐまつり~あったかいね、冬の奈良~」が1月25日・26日、世界遺産・平城宮跡(奈良市二条大路南3)朱雀門ひろば周辺で開催された。

宇陀市代表の写真

 無病息災を祈願する巨大な4基の大立山の山車が見守る中、県内の伝統行事、芸能のお披露目、あったかもんグルメ、ワークショップなどで奈良の文化と食を知るイベント。中でもにぎわいを見せたのが「あったかもんグルメと特産品」の会場。県内各市町村から地域予選を勝ち抜いた40店以上が並び、十津川村の「温泉豆乳うどん」、吉野町の「葛(くず)湯」、下北山村の「ジビエコロッケ」など、さまざまなグルメが一堂に会した。

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 宇陀市でグランプリを受賞し代表に選ばれたのは、日本の伝統的自然療法の普及を目的としているという「精霊の森」代表のクレメンツ山口かおりさん(60)の「大和当帰と酒粕(かす)のシチュー」。薬草の大和当帰や発酵食品を使った。

 料理担当の棚木成美さん(39)が「宇陀の酒かす、みそ、大和当帰が入ったシチューで温まってほしい」と話しながら提供。シチューを食べた40代女性は「大和当帰はセロリのようなおいしさ。発酵食品を使っているからか野菜だけとは思えないほどコクがある。やさしい味で体も心も温まった」とほほ笑んだ。

 祭りに初めて参加したという30代女性は「ライトアップされた朱雀門や大立山に古都奈良の幻想的な雰囲気を感じた。奈良のいろいろな地域の味も知れたのでいつか現地を訪ねたい」と話していた。

 25日夜は、奈良公園の東に位置する若草山の山焼きの日で、炎が山全体に燃え広がる様子や恒例の打ち上げ花火を多くの来場者らが見守った。