奈良市内の7つのホテルは7月1日から、奈良の食材を使いそれぞれの料理長が工夫を凝らすランチ「大和の昼膳」の提供を始める。
2009年から年に2回行われている同企画。今回で13回目。これまでの販売実績は4万9634食で1回の平均は4136食と、これまでに全ホテルを2周回った人や、東京などの遠方から訪れてすべてを制覇する人もいるなど人気を集めている。
奈良ロイヤルホテルでは、「日本料理 竹の家」で大和肉鶏治部煮や大和茶麺、大和茶あん、大和ポーク香味焼き、茶わん蒸し、お造りなどが付いたランチを提供する。価格は、2,160円(奈良ホテルのみ3,780円)で統一する。
企画では、スタンプカードを用意し5つのホテルを回ると、参加ホテルで使える2,000円の食事券を進呈。さらに7つ回ると1,000円の食事券を進呈する。スタンプカードを奈良県立美術館や入江泰吉記念奈良市写真美術館など奈良市内6つのミュージアムで提示すると入館料が割引になり、各ミュージアムの入館券の半券を7ホテルの参加レストランで提示するとソフトドリンクが無料で付く。
参加するホテルは、「ホテルアジール・奈良」「春日ホテル」「奈良ホテル」「奈良パークホテル」「ホテルフジタ奈良」「ホテル日航奈良」「奈良ロイヤルホテル」。
同ホテルの松川眞由さんは「奈良にうまいものなしといわれているが、奈良においしいものがあることを分かっていただければ。夏の観光の盛り上げにもつながれば」と期待を寄せる。
9月30日まで。