12月15日から始まった873回目の「春日若宮おん祭」が同18日、同祭が無事に行われたことを祝い、奉納相撲と後宴能が行われ閉幕した。
奉納相撲は、お旅所南側の特設土俵で行われ、多くの参拝者が見守る中、中学生から還暦を越える人までが参加。寒空の下まわし姿で技を競い合い白熱した勝負展開に会場は拍手と歓声で包まれた。
中学生の部個人戦で優勝した光明中学校の池谷直記くん(15)は「野球部なので相撲は初めてだったが楽しかった」と振り返った。
14時から開かれた後宴能では、お旅所前に作られた舞台で古くから春日大社で演じられている「弓矢立合」などの能が奉納され、参詣者らは最後の宴を堪能した。