西大寺で新春恒例「大茶盛式」-重さ7キロの特大茶わんで一服

隣の人に支えてもらいながら茶わんを口に運ぶ参拝客

隣の人に支えてもらいながら茶わんを口に運ぶ参拝客

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 真言律宗総本山西大寺(奈良市西大寺芝町)で1月15日、新春恒例の「初釜大茶盛式」が開かれ、直径約40センチ、重さ約7キロもある大きな茶わんでお茶を楽しんだ。

茶せんも特大

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 大茶盛式は鎌倉時代から約800年続く伝統行事で、西大寺中興の祖の高僧、叡尊(えんそん)上人が正月、民衆にお茶を振る舞ったことが始まり。戒律では酒が禁止されているため、お茶を振る舞うことが最高のおもてなしとされ、このお茶を飲むと災いから逃れられるという。

 作法などにはとらわれない和やかな雰囲気の茶会。茶わんが特大なら茶をたてる茶せんも長さ約36センチと特大だ。

 参拝者は、茶わんが回ってくるとその大きさに驚きの声を上げ、隣の人などに支えてもらいながら茶を口に運んでいた。

 奈良市内から初めて訪れた木村円香さん(19)、上井佐妃さん(19)、岡崎有紀さん(19)は「作法も知らず緊張したが和やかな雰囲気で楽しかった。また参加したい」と話していた。

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