白菜と大根の合体植物「ハクコン」、奈良・フラワーセンターでの栽培に成功

奈良県フラワーセンターで展示している白菜と大根の合体野菜「ハクコン」

奈良県フラワーセンターで展示している白菜と大根の合体野菜「ハクコン」

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 奈良県フラワーセンター(大和郡山市、TEL 0743-59-0075)で現在、白菜と大根を合体させた「ハクコン」というユニークで珍しい野菜が来場者の目を楽しませている。

赤カブと大根を合体させた「カブコン」

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 「ハクコン」は、大根の葉の部分が白菜になっている状態。そのほか、赤カブと大根を合体した「カブコン」、赤大根と白大根を合体した「コンコン」の3種類、計17鉢を展示している。

 同センターでは、2010年にキャベツと大根を合体させた「キャベコン」や、2009年には赤と白の大根を合体させた「紅白大根」を栽培し話題を集めた。今回は、難しいものにチャレンジしたいとの思いから栽培に挑戦。「ハクコン」と「カブコン」の栽培は初めて。

 中でも、接ぎ木に成功しても大きく成長しなかったり、白菜の葉が丸々とした形に巻かなかったりするなど「ハクコン」の栽培は難しく、成功は珍しいという。昨年9月8日に白菜の種、同11日に大根の種をそれぞれまき、17日に接ぎ木。今回の成功率は10%~15%で、8鉢の栽培に成功した。

 同センターの棚田一治さんは「植物には無限の可能性がある。植物の不思議に触れ、興味を持ってほしい。どのような花が咲くか、どのような味がするか想像しながら見ていただくと面白い」と話す。

 「ハクコン」は食べることもできる。味は大根と白菜それぞれの味だが、もっと成長すると「接合部分では味が混じるのでは」とも。

 開園時間は9時~16時30分。入場無料。展示は3月上旬まで。

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