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M・ジャクソンファンの創作ダイニング店主、商店街活性化に一役

マイケル・ジャクソンダンストリビュート用に自作した衣装を着る奥本さん

マイケル・ジャクソンダンストリビュート用に自作した衣装を着る奥本さん

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 近鉄奈良駅の北に位置する花芝商店街にある創作無国籍料理店「カシュガシュ」(奈良市花芝町、TEL 0742-31-2330)店主の奥本雅史さん(39)が企画した「マイケル・ジャクソン ダンス トリビュート」の開催が7月23日に迫った。

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 女性を中心に人気を集めている同店のオープンは2005年。「世の中のために何かしなければ。奈良の活性化に役立ちたい」との思いで同店を開いたこともあり、奥本さんは当初から商店街の活性化に力を注ぎ、今では同商店街の会長も務めている。

 奈良の魅力について、「(元気がないと思われがちな奈良でも)工夫次第でAクラスになれるところ」という。現在45店舗から成る同商店街。今でこそにぎわいを取り戻しつつあるが、当時は、商店街活動も活発といえる状態ではなく、奥本さんはまず、各店舗に商店街の会合に出席してもらうようにと店舗回りから始めた。

 その熱意が伝わったこともあり、今では街は一体感を取り戻した。3年前に同商店街の地蔵盆に合わせて祭りを復活し、昨年はゲリラ的にダンスを踊る「マイケル・ジャクソン ダンストリビュート」を実施して好評を得た。当初は参加者が集まらず、ダンス経験のない奥本さんが「1人でもやる」との思いで猛練習していたという。最終的には多くの人が集まり大盛況に終わり、今年も「楽しみにしている」という周囲からの後押しもあり、今年も開催することを決意した。

 マイケルのファンになったのは亡くなってから。熱烈なファンだった同店スタッフの落ち込みようを見て、「ここまで影響力のアーティストとは?」と興味を持ったことがきっかけ。それまでは洋楽をあまり聴かなかった奥本さんも、マイケルの曲に込められたメッセージや人間性にはまったという。「スーパースターのマイケルしか知らなかったが、その影にはどれだけの努力があったのか…。人間的にも見習わなくては」と敬意を示す。

 マイケルジャクソントリビュートついて、奥本さんは「人の心をつないでいく活動なので、見た方にも何かが伝わるのでは」と話す。

 同店の営業時間は11時30分~14時30分、18時~22時30分。

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