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奈良・下御門商店街に「米粉カフェ 沙羅双樹」シフォンケーキや食パン提供

主力の米粉シフォンケーキ、コーヒーの豆はスペシャリティー

主力の米粉シフォンケーキ、コーヒーの豆はスペシャリティー

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 下御門(しもみかど)商店街に11月28日、「米粉Cafe~沙羅双樹(さらそうじゅ)~」(奈良市下御門町)がオープンした。

店の様子

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 店主の河井さんは、自身が小麦アレルギーになったのをきっかけに、食を探求したところグルテンフリーの米粉にたどり着き米粉マイスターを修得した。

 米粉を100%使ったシフォンケーキや食パンを提供する。米粉は国産で奈良産、京都産、九州産のブレンド。ランチの「グラパン」は当分の間要予約。米粉のホワイトソースやチーズなどを使っている。

 主力の米粉シフォンケーキは「プレーン」をはじめ「和三盆」「加賀棒ほうじ茶」「スリランカ産アールグレー紅茶」「宇治抹茶」「スイスチョコ」などの味を展開し、砂糖はミネラル豊富なキビ砂糖を使い、季節のフルーツと生クリームが添えられている。

 店内はカウンター席・テーブル席・座敷があり、ロッキングチェアも用意している。「和を基調としつつ、モダンも忘れずに取り入れた。レジカウンターのガウディ風モザイクは、娘がデザインした奈良のシカをタイル職人が仕上げた」と話す。

 河井さんはこれまで世界24カ国を旅してきたといい、各国の雑貨が店内のアクセントになっている。家具職人である弟のファーニチャーや、大阪の90歳現役切り子職人のガラス照明、カフェの食器は作家にオーダーメードしたこだわりの品で、家具好きや食器好きに好評を得ているという。

 「店の建物は奈良を舞台にした映画『沙羅双樹』にも出ていた履物店だったもの。その面影を全部消してしまいたくなかった」という河井さんは草履や花模様がすりガラスで施された履物店のショーケースの一部を欄間風にリメークし残している。

 河井さんは「今後、米粉パン教室を開催したい。食を通して健康と幸せを届けたい」と話し、「スピーディーさは無いが、ゆったりとした空間でほっこりとしてもらえるものを提供したい」と思いを込める。

 営業時間は11時~17時。休みはインスタグラムで告知する。

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