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奈良・「なら国際映画祭」プレイベント ユース制作映画上映会など

ユース審査員によって、それぞれの部門の最優秀発表が行われた。
これは、「ベルリン国際映画祭」推薦の長編映画4作品、「ショートショートフィルムフェスティバル」推薦の短編映画5作品を子ども達だけで審査したもの。

ユース審査員によって、それぞれの部門の最優秀発表が行われた。 これは、「ベルリン国際映画祭」推薦の長編映画4作品、「ショートショートフィルムフェスティバル」推薦の短編映画5作品を子ども達だけで審査したもの。

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 「なら国際映画祭プレイベント2019」が9月14日~16日、奈良市ならまちセンター 市民ホール(奈良市東寺林町)を主な会場として開催された。NPO法人なら国際映画祭主催。

 2年に1回開催される「なら国際映画祭」のプレイベントで、映画の上映をはじめ、スペイン・カタルーニャ文化とのコラボイベント、ユース審査員などさまざまな企画が行われた。テーマは「子どもたちへつなぐ心と文化」、映画制作や文化を次世代につなぎ、若きクリエーターの活躍を応援する。

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 最終日の16日に行われた、ユース映画制作ワークショップの完成作品上映会では夏休みの約1週間で作った短編映画「巡り」と「あの世で。」の2作品がメーキングとともに上映された。

 映画を鑑賞した40代女性は「10代の子どもたちが、見て、感じていることに大人が気付かされる作品だった。大仏池、二月堂裏参道など、大好きな奈良の風景がたくさん出てきた。来年も楽しみにしている」と話す。

 昨年に続きワークショップに参加したという、奈良市在住の沖野日向(ひなた)さん(13)は「大きなスクリーンでの上映でたくさんの人に見てもらえてうれしい。あのシーンはもっとこうした方がいいな、今度はこんな撮り方に挑戦したいとかを考えながら見ていた」と話す。

 日向さんの母は「子どもたちだけで制作するのは大変だったと思うが、受け身ではなく積極的に自分から進めていくこと、黙っていては何もできないことも学べたようだ」と話す。上映後、制作秘話や感想を舞台で話した日向さんに「中学2年の夏の思い出は、旅行とかではないけれど貴重な体験だったね、ずっと忘れないで。作品、最高だったよ」と伝えたいとも。

 エグゼクティブディレクターで映画監督の河瀬直美さんは「ユース審査員の言葉や、ユース映画制作への思いにもあったように『10代だからこそ選ぶべきことは何かを考え、子どもたちが今、どんな環境や心境で過ごしているのかを大人たちに示したい』と、彼らは彼らの中でリアリティを持って生きている。すでに彼らが次の世代につなげていく使命を感じてくれている」と話す。

 次回のユース映画制作ワークショップ開催は、2020年8月16日~23日(1日休みあり)を予定。

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