春日大社境内で鹿の赤ちゃん公開

愛らしい姿で来場者の目を楽しましている子鹿(6月14日撮影)

愛らしい姿で来場者の目を楽しましている子鹿(6月14日撮影)

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 春日大社境内の鹿苑(ろくえん)で現在、「奈良の鹿愛護会」(奈良市春日野町、TEL0742-22-2388)が子鹿の公開を行なっている。

子鹿(6月14日撮影)

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 妊娠したメス鹿が安心して出産できるようにと例年子鹿を保護している同会が、「子鹿を見たい」という一般からの要望を受け、2012年から公開しているもの。今年は、4月に207頭を保護し、6月17日までに83頭の子鹿が産まれた。

 6月14日は、母鹿48頭、子鹿25頭を同苑内の「角切り場」で公開した。パラソルを立てたりスプリンクラーで水をまくなど、暑さに弱い鹿のための対策もばっちり。

 会場では、子鹿が乳を飲む姿や子鹿を気遣う母鹿の姿などのんびりとした鹿の様子が見られ、家族連れなど多くの来場者の目を癒している。来場者からは「かわいい」「お尻がなんとも言えないかわいさ」などの声が聞こえていた。

 今年は6月12日に1頭が公開中に出産したのみだが、昨年は公開中に9頭が出産したといい、運がよければ出産シーンに立ち会えるかも。

 保護している母鹿と子鹿は、7月の中旬から下旬に同所を出て奈良公園などそれぞれの縄張りに帰っていく。

 同会では、妊娠した鹿をすべて保護しているわけではなく、同所以外でも出産している鹿はいる。子鹿は人間との共存に慣れていないため、母鹿に付いて道路に飛び出すこともあるので、ドライバーは注意が必要だ。

 公開時間は11時~14時(入場は13時30分まで)。入場料は一般300円。高校生以下無料。6月30日まで。

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