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わが町の魅力を再発見しクリエイティブに発信、プロから学ぶ「Rethink Creator PROJECT」が奈良で開催

提供:Rethink Creator PROJECT 制作:奈良経済新聞編集部

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 地元クリエイターを発掘・育成する「Rethink Creator PROJECT(リシンク クリエイター プロジェクト)」が9月16日、奈良県コンベンションセンター(奈良市三条大路1)で開催されました。

Rethink Creator PROJECTとは

 このプロジェクトは、各地のクリエイターを発掘・育成する企画として「クリエイターが働きやすい社会を創造する」というビジョンを掲げるクリエイターズマッチ(東京都渋谷区)が主催。協賛する日本たばこ産業株式会社(=JT、東京都港区)が推進する地域社会への貢献活動「Rethink PROJECT」と、協力するJTBのコラボにより実現しました。

 2018年から始まった同セミナーの累計参加者数は2020年までで約2,300人にのぼり、今年は全国17地域18セミナーの開催を予定、活動は年々盛り上がりを見せています。

 奈良セミナーは、コロナ禍を踏まえて会場とオンラインの両方から参加できるハイブリッド形式で行われ、学生や観光ガイドをはじめクリエイターを目指している人などさまざまな方が参加しました(会場20人、オンライン42人)。

 後援する奈良市から秘書広報課シティプロモーション係長・高松明弘さんがご挨拶で、奈良市への移住相談がコロナ禍前の3倍に増え、特に子育て世代に支持されている現状や、リニアモーターカーの構想などに触れ「奈良は落ち着いた雰囲気とダイナミックな創造が奈良時代から繰り返されていてソフトとハードの魅力を持つ街、魅力発信の手法を一緒に学びましょう」と話されました。

奈良市秘書広報課シティプロモーション係長の高松明弘さん

 クリエイターズマッチ代表取締役・呉京樹さんからは「『思い』やアイデアを伝えるとき『言葉と絵(写真)』を組み合わせる『デザイン力』が重要。基本的なルールや思考法を知ると、たとえ経験の無い人でもその表現力を身につけることができる。このセミナーでプロのクリエイターと実践しながら学びましょう」とプロジェクトの説明などが行われセミナーがスタートしました。

クリエイターズマッチ代表取締役・呉京樹さん

 講師は、アンティー・ファクトリー(東京都渋谷区)代表取締役でブランドコンサルタントなどを手掛ける中川直樹さんと、地元奈良のクリエイターとしてグラフィックデザイナーの月見啓子さんが登壇しました。実は「Rethink Creator PROJECT」のロゴマークデザインをされたのが月見さんです。「人を育てるプロジェクトなので人を入れて、人が持っているリシンクの種を育てて、クリエイトの力で花を咲かせると、世の中はすごく素敵になる。日本の未来を魅力的にしていこうというビジョンをキラキラ感で表現した」と説明しました。

講師の中川直樹さん

左)講師の月見啓子さん 右)「Rethink Creator PROJECT」のロゴマーク

「Rethink=視点を変えて考える」ための3つの方法を伝授

 セミナーの内容は30分の講座と1時間30分のポスター制作ワークショップで構成。講座では、「Rethink=視点を変えて考える」ための「属性を見る(フィルター)」「内側を見る(インサイト)」「印象を見る(カプタ)」という3つの方法が説明されました。

 参加者の高校生(2年)・若園怜和さんと入江真穂さんは「スライドが綺麗で凄くわかりやすくて、説明がめちゃめちゃ頭に入ってくる。デザインに絡んだ思考法に興味があって具体的に理解できた」(若園さん)。「キャッチコピーってこうして考えるのか!デザインに興味があって学ぶ機会を探していたのでうれしい」(入江さん)と目を輝かせました。

地元目線のポスターを作ろう

 ワークショップでは講座で学んだ技法を使い地元のPRポスター2点を実際に製作していきます。一つ目のお題は冬の風物詩「若草山の山焼き」。毎年1月の第4土曜に行われる奈良に早春を告げる伝統行事。山肌を覆うように広がる炎と勇壮な花火が印象的です。冬の誘客への思いを込めたコピーを全員で考えていきました。

 まず、伝えたい相手(人物像)の設定決め。会場の参加者はメモ用紙にアイデアを書き込み、オンライン参加者はチャット機能を使ってアイデアを会場に伝えました。

熱心に考える参加者たち

集まったアイデアをスタッフがモニターに書き出していきます

 リアルな人物像が多数候補にあがり、最終的には「観光するぐらいなら家でスマホをいじっていたいと考えているスマホ依存気味の中学1年の息子」に決まった。

 その人物に花火大会を勧める理由を考えながら、写真から導き出されるカプタを出し合います。講師から「写真を見た第一印象を出す、インスタのハッシュタグを付ける感覚、感情やオノマトペもカプタ情報になる」とアドバイスを受けると参加者からドンドンとアイデアが集まりました。

 さらにそのキーワード(カプタ)をもとにキャッチコピーを考えます。「スマホ依存気味の人物像に向けて」ということで「チート級」「課金の向こう側」など独特のワードが入ったコピー案が出てきて会場が盛り上がる場面もありました。

 参加者の忠内香織さん(観光ガイド)は「他の人の考えって本当にさまざまで、一人で考えるより新しい発見が多くて刺激されてアイデアが生まれ楽しい」と話していました。

参加者の忠内香織さん(観光ガイド)

ポスター完成!生で見るデザイナーの技に感激

 リアルとオンラインでそれぞれに寄せられた候補から、中川さんと月見さんが絞り込み、多数決を取るなどして採用するコピーが決定。「マジでヤベー!待ち受けにするしかないやん!」を使いリアルタイムで月見さんが写真にテキストを配置してポスターに仕上げていきます。

 講師の中川さんは「プロがグラフィック作業する様子を目の前で見ることは無いはず。文字が踊ってたり、リズミカルだと注目される。たった1行のコピーを少し変えるだけで雰囲気やメッセージが変わる。これだ!という感覚がぴったり合った瞬間、皆さんの目の輝きも変わりましたね」と参加者の反応に手応えを感じているようでした。

完成したポスター

 スマホ世代のリアルな声がダイナミックに伝わるポスターが完成すると、会場からは関心の声と大きな拍手が沸き起こりました。

 2つ目のお題は奈良を代表するスイーツとして新しい食文化になりつつある「かき氷」。こちらは「仕事家事育児で365日休みの無い奥さん」に向けて、旦那さんの優しさがあふれるコピー「ふわふわな愛に埋もれてみなよ」を採用しポスターが完成しました。

完成したポスター

講師からのメッセージ

 中川さんは「ライターじゃない人がコピーを考えてもすごく素敵でプロ以上のアイデアを生み出せることがわかったと思う。インスタグラムや写真に文字を載せるだけで十分な情報発信ができる、スマホや加工するアプリなど使ってみてください」と話しました。

左)講師のアンティー・ファクトリー代表取締役、中川直樹さん 右)地元奈良のクリエイター、グラフィックデザイナーの月見啓子さん

 月見さんは「奈良には素晴らしい魅力がたくさんあるが埋もれているところも多い。地元の人の手で発信力を高めていくことが活性化していくために大事だと思う。みなさんはそういう意識をもってクリエイティブに取り組んでもらいたい」と話し「デザインって見た目ばかり見られがちですが、何を強調して、何を一番言いたいか、優先順位をきっちり決めて整理するのがデザインの役割。目的や意図がはっきりしていないとデザインはできない。まずそれをよく理解するのが一番大切なところ」とアドバイスをいただきました。

クリエイターが地方創生のキーマンに

 クリエイターズマッチの呉さんは「全国でクリエイターを育成することで地方創生に繋がってほしいと強く思っている。地元の観光PRを自分たちの力で生み出し発信していくことで持続可能な地方活性化を実現していきたい。そうすることで魅力に惹かれた人が訪れたり移住したりするので、地方創生の最たるものだと4年の活動を通して感じている」と思いを込めました。

 今回のセミナーで学んだことを生かす挑戦の場として誰でも参加できる「Rethink Creative Contest(リシンククリエイティブコンテスト)」が今年も開かれることから呉さんは「コンテストでは皆さんが本当に伝えたい奈良の魅力が出てきてどんな作品になるのか楽しみにしています。今日の学びを生かしてぜひ、チャレンジしてみてください」と呼び掛けました。

クリエイターズマッチの呉京樹さん

参加者に聞いた学びの役立て方

 参加者の神沢直史さん(エンジニア)は「『属性を見る』は仕事やコミュニケーションなどに応用できると感じ参加して良かった」と目を輝かせました。

左)参加者の神沢直史さん(エンジニア) 右)学校では新聞委員会に所属。「今は先生のインタビューを掲載する雑誌のような新聞を作っています」と写真を見せてくれる入江さんと若園さん

 高校生の入江さんは「直接デザインに関わらないとしても、何かを発信する仕事には就きたい。わかりやすく伝えることに応用していきたい」。若園さんは「何かを作る仕事に就くのが夢。システムやデザインなどクリエイティブなことで携われたらうれしい」と意欲を見せました。

地域社会への貢献活動について

 JT奈良支店主任のルー スンイーさんは「Rethink PROJECTは、「視点を変えれば、世の中は変わる。」をキーワードに、地域社会が直面している課題に対して、問題意識や解決の意志を持つ方々とパートナーシップを組み、共に考え、共に行動していくプロジェクトです。Rethink PROJECTの一環として取り組む今回のセミナーでは、参加者のさまざまな視点や考えが混ざり合った結果として、奈良の魅力が伝わる作品を見て改めて多様性の力を感じました。引き続き奈良を盛り上げる活動をしていきたいですし、これからも地域住民に愛される企業でありたいと思っています」と話しました。

左)JT奈良支店主任のルー スンイーさん 右)奈良支店課長の野島大伸さん

 JT奈良支店課長の野島大伸さんは「地域社会への貢献活動として奈良支店が取り組んでいる三条通り商店街の清掃活動で、たまたま商店街の理事の方に声を掛けていただき交流が生まれました。春日大社表参道である同商店街の活性化に、JTはRethink PROJECTの一環として参画している」

 「三条通り商店街に賑わっていた昭和40年代の商店街の様子を背景にした『Rethink PROJECT』のフラッグが65基、設置されています。近鉄奈良駅とJR奈良駅との間にある三条通り商店街は、通過点ではなく滞在型の商店街になれば街の活性化につながる」と野島さんは話しました。

左)「Rethink PROJECT」のフラッグ 右)地域社会への貢献活動として奈良支店が取り組んでいる三条通り商店街の清掃活動

JTBの松本さん

 JTBふるさと開発事業部営業第二課長の松本さんは、「Rethink Creator PROJECTの趣旨に賛同し、今年から協力をしています。「JTBも全国各地で、地域社会への貢献を掲げ、ライターを育成するセミナーを行っています。セミナーを通した、思いは共通しており、今後もともに地域を盛り上げていけたらと思っています」と話しました。

「Rethink Creative Contest」について

 「Rethink Creator PROJECT」では誰でも参加できる「Rethink Creative Contest(リシンク クリエイティブ コンテスト)」を開催しています。今回のワークショップで学んだテクニックを活用しながら、地元の魅力をPRするポスター制作して応募してみてはいかがでしょうか。イラストレーターなどの専門的なソフトを使わなくても、パワーポイントやスマートフォンの機能を使って写真に文字を乗せるだけでも構いません。アイデアや切り口の面白さを重視したコンテストで、デザイン経験がなくてもチャレンジできます。選考作品は地元PR賞としてギフト券5,000円分、優秀賞として賞金3万円、審査員賞として賞金5万円、Rethink PROJECT賞(最優秀賞)として50万円を進呈します。応募締め切りは2021年10月17日(日)まで。詳しくは下記のウェブサイトをご覧ください。

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