平城宮跡で8月19日、光と明かり「平城京天平祭☆夏」が始まった。
第一次大極前庭では、カップに入れた1万本のろうそくを並べる「燈花会@大極殿」が行われ、暗がりの庭園をろうそくから漏れる明かりで照らされライトアップされた第一次大極殿が浮かび上がり、来場者は幻想的な雰囲気に酔いしれた。この日は、震災復興を願って20時から約400発の花火も打ち上げられた。
第一次大極殿前には、「復興祈願」「日本は立ち直って以前の姿を取り戻す」などと書かれたあんどんが並べられ、震災などで尊い命を失った人を祈る「光のツリー」も設置。LEDを付けた古代衣装で会場内を行列する「光の天平行列」も行われた。
佐伯門東グラウンドでは縁日などが行われる「夏の夜市」(16時~21時)が開かれ、特設ステージでは、せんとくんのダンス披露やNMB48のライブが行われ、会場は熱気に詰包まれた。義援金箱も設置し、売り上げの10%は東日本大震災の義援金として寄付するという。
期間中、近鉄大和西大寺駅南口とJR奈良駅西口から約20分間隔で無料シャトルバスを運行する。8月21日まで。