東日本大震災を受けて奈良県は3月17日から民間からの物資受け付けを始め、翌18日には集積所に県内の企業を中心に続々と物資が届けられた。
物資の提供は、県庁の受付窓口に無償提供可能な品目と数量を電話で伝え、県が被災地などと調整を行い提供者に輸送の連絡をした後、提供者が集積所に持ち込む流れ。集積所への直接の持ち込みや個人からの物資は受け付けていない。
物資は、生ものや賞味期限の短い物以外の食料、水のほか、大人用おむつ、子ども用おむつ、歯磨きセットなどの生活用品、重油・軽油などを求めているという。
福島県と茨城県行きの集積所となった旧奈良県立奈良工業高校には県内の企業12社から続々と物資が届けられた。
届いた物資は、マスクや衣類、毛布やタオル、ハンドソープ、手指消毒剤、紙コップなど。物資の入ったダンボールには、「自分に負けずに頑張ってください」「どうか無事でいられますように、早く平和になりますように」「笑顔で頑張りましょう」などのメッセージが書かれていた。
奈良県支援連絡会議事務局(TEL 0742-27-8434)で受け付けている。受付時間は9時~21時(土曜・日曜・祝日も受け付ける)。