「マリオカートのおじさん」と奈良で話題を集める今中聡さんが12月26日、マリオでおなじみのキャラターコスチュームを着たメンバーを引き連れカートで奈良の街を走行し、近鉄学園前駅前では1日遅れのサンタクロースとなって子どもたちにプレゼントを配った。
「子どもたちに夢を与えたい」――この日、そうした今中さんの思いに賛同した26~70歳の8人が集まり、50ccと125ccのカート7台とバイク1台の計8台で、今中さんを筆頭にルイージ、ワリオ、ワルイージ、ピーチ姫、サンタクロースなどの装いで走行した。
24日・25日に走行しなかったのは、「クリスマスは家族で過ごしてもらいたい、我々はその後で」との思いからだという。
昼過ぎに今中さんの自宅のガレージに集まったメンバーがカートのメンテナンスを行っていると、雨天にもかかわらず周りにはすでに人だかりができ、写真撮影やサインを求める子どもの姿も。
ダンボールに山積みになったマリオのぬいぐるみなどの玩具や定規などの文房具を白い袋いっぱいに詰め、雨があられに変わった寒空の下に飛び出して行った。近鉄学園前駅に着くと、「マリオや」との声が至るところで上がり、すぐに人だかりが。20分ほどで約60人の親子連れの子どもにプレゼントを手渡した。
近所の店などからも多くの人が表に出てきて歓声を上げる中、一行は近鉄学園前駅を後にした。