やまと郡山城ホール(大和郡山市)1階のギャラリーで7月9日、脳性マヒなどの障害を持つ人たちで構成される書家のグループ「Group文字屋」の個展「一期一字」が始まった。主催はたんぽぽの家。
縦2.2メートル×縦3メートルある巨大な作品「文字の雫(しずく)」
同グループは1996年に結成。書家・南明容さんの指導の下で活動を行い、これまでに海外や日本各地で展示会を開いている。地元・奈良での開催は8年ぶりで、同展のために約2年かけて15人の作家が書いた2,000点にも及ぶ作品の中から、個性あふれる作品約60点を展示。来場者からは「感動した。勇気をもらった」などの声が聞かれる。
ギャラリー正面に展示す「文字の雫(しずく)」は伊藤樹里さんの100枚ほどの作品を南さんが、アレンジしたもので、横2.2メートル×縦3メートルある巨大な作品。横2メートル×縦2.5メートルの和紙に力強く書かれた上村笑芯さんの作品「嘉」も来場者の目を引いている。
開催時間は10時~18時(最終日は16時まで)。入場無料。今月11日まで。