「平城遷都1300年祭」の開幕を告げるオープニングイベントが12月31日から1日にかけて奈良公園、信貴山の朝護孫子寺、室生寺、金峰山寺の4会場で行われた。
奈良公園会場では、燈花会のろうろくが幻想的に会場を照らす中、特設ステージ上で奈良朱雀高校の「和太鼓秋篠」による力強い和太鼓演奏や平城人(ならびと)がバサラ踊りでステージを盛り上げ、「高速もちつき」パフォーマンスなどが披露された後、カウントダウンで新年を迎えた。
5世代にわたる年男年女の5人、山川知世さん、中村都さん、澤田冨美子さん、コリンズ・ジミードンさん、松島豊和さんが「日本全国の人々や、東アジアをはじめとする世界の人々に、もてなしの心と感謝の気持ちを込めて『平城遷都1300年祭』の開幕を宣言します」と宣言し開幕。
同祭は、平城京に都が遷都されて1300年の年を記念して「はじまりの奈良、めぐる感動」をテーマに1年間開催される。第一次大極殿正殿や遣唐使船が復元される平城宮跡での開催は、4月24日から。