東近畿支部「消防職員意見発表会」-富山県高岡市消防本部の平田さんが全国へ

意見を発表する奈良県代表の武田さん

意見を発表する奈良県代表の武田さん

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 平成21年度全国消防長東近畿支部「消防職員意見発表会」が4月28日、奈良県新公会堂(奈良市春日野町)で開かれ、東近畿支部の代表8人が業務に対する提言や、取り組むべき課題などについて発表した。

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 会場には関係者ら約150人が訪れ職員の発表に真剣に聞き入った。最優秀賞には、富山県高岡市消防本部の平田哲史さんが選ばれ、5月28日に福岡県福岡市で実施される「全国消防職員意見発表会」に東近畿代表として出場する。

 同発表会は、消防業務の様々な問題に関する知識の研さんや意識の高揚を図ることを目的として行われているもの。奈良県代表は、中和広域消防組合消防本部の武田さゆりさん。「新しい防災訓練DIG(ディグ)」と題した発表では、ゲーム感覚を取り入れて地図に書き込みを加えながら参加者が議論を行う防災対策を検討する訓練のDIGを紹介。

 小学校や自治会などの訓練に出向しながら「親しみやすく楽しい防災についての訓練はできないか」と模索していたことや、インターネットを通じてDIGを知り研究を始めたことなどを発表した。武田さんは、石川県の七尾鹿島広域圏事務組合消防本部の出村祥一郎さんとともに優秀賞を受賞。

 審査員には、審査員長として映画監督の河瀬直美さん。猪岡秀夫奈良県消防長会会長をはじめ各府県会長7人や東大寺学園の矢和多忠一校長、NHK奈良放送局の秋山茂樹局長も迎えた。河瀬さんは「言動や行動に感動した。こうして日々命を守られているのかと思うと 一般の人たちにもこういうものが伝わっていくことに期待する」と講評した。

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