奈良ホテル「ビーフカレー缶」が人気に-伝統の味を再現

カレー缶と紅茶を手に、奈良ホテル「メインダイニングルーム『三笠』」のスタッフ宮原由佳さん

カレー缶と紅茶を手に、奈良ホテル「メインダイニングルーム『三笠』」のスタッフ宮原由佳さん

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 奈良ホテル(奈良市高畑町、TEL 0742-26-3300)が販売しているビーフカレーの缶詰が現在、人気を集めている。

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 ビーフカレーの缶詰は、30年以上前から販売していた「トロピカル」に加え、昨年10月から新たに「クラシック」(2人前=735円)の販売を開始した。内容は、同ホテルの「メインダイニングルーム『三笠』」でランチタイムに提供しているビーフカレー(サラダ、コーヒー付き=2,541円)の味を再現したもの。1年半の開発期間を経て、ブイヨンやカレー粉まですべて手作りする同ダイニングルームのカレーの野菜や牛肉の深いうま味を出した。

 クラシックは、同ホテルの伝統のカレーが手軽に味わえることから好評を得ている。販売数はトロピカルの2倍以上で、今では同ホテルの主力商品になるほどの人気に。リピーターも多く中には「箱買い」する人もいるという。

 5月1日からは、同ホテルがこだわりを持つ紅茶とのセットも販売を予定する。紅茶は、同ダイニングルームの紅茶の需要が多いことを受け、自宅でもおいしく飲んでもらえるようにと半年間かけて開発。紙の味がしないようにとティーパックにもこだわった。販売価格は2,500円。

 同ホテル広報担当の寺本実華さんは「奈良ホテルならではの深い味わいのカレーを、ご家庭でもお楽しみ下さい。まずはホテルで味わってもらい、ご自宅でも楽しんでいただければ」と話す。

 商品は、同ホテルのほか新公会堂、奈良国際ゴルフ場でも販売するほか、通信販売でも扱う。

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