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奈良市菅野台に「移動スーパー」 自治会事業として買い物難民支援

移動スーパーの様子

移動スーパーの様子

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 奈良市の菅野台自治会は「ダイエー スーパーマルナカ富雄南店」と連携し、移動販売車が週2回巡回する取り組みを7月26日に始めた。

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 冷蔵機能を備えた軽自動車で、生鮮食品・総菜・日用品など約300品目を、住宅地の一角で販売する。

 スーパー減少などから近隣に店がない、高齢化が進み交通手段がないなど日常生活に必要な食料品や日用品の購入に困っている「買い物難民」の支援を目的としている。

 菅野台自治会は会員から「買い物が困難になっている人が多い。買い物支援をしてほしい」との声を受け、移動販売車を所有している事業者や、奈良市社協、奈良市地域包括支援センターなどで構成される「奈良市買い物支援ネットワーク」に相談し実現にこぎ着けた。

 利用者は「近くに販売に来てくれて大変助かる」と話し、「昔、移動販売があり、ご近所さんとのコミュニケーションの場でもあった。買い物をしながら話をするのが楽しい」という声も聞かれた。同店の栗田一哉店長は「今後は、お客様が求める物を提供していきたい」と意気込む。

 自治会会長の久米廣信さんは「近年自治会離れが日本中で叫ばれる中、当自治会は発足50年を迎えた。これからもみんなでつながりあえる住み良い街になる取り組みを行っていきたい」と思いを込める。

 市の担当者は「この取り組みは7月末現在27カ所で行われている。もっと多くの地区で行えれば」と話す。

 販売時間は月曜・木曜の11時10分~11時40分。問い合わせは「ダイエー マルナカ」富雄南店(奈良市石木町、TEL 0742-52-3737)まで。

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