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奈良の「書」コンセプトのホテルで妖怪書家が個展 「現代の妖怪を描く展」

妖怪書家・逢香さん

妖怪書家・逢香さん

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 「書」をコンセプトにした「ホテル天平ならまち」(奈良市樽井町1、TEL 0742-20-1477)1階の「ギャラリー天平ならまち」が5月30日から、妖怪書家・逢香(おうか)さんの個展「現代の妖怪を描く展」を開催する。

「妖菓子」

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 妖怪ウォッチシリーズ「黒い妖怪ウォッチ」のキャラクターデザイン原案作品、アマビエと七福神を描いた「七福神のつぶやき」、全長約3メートルの大作「般若」など新作3点を含む約15点を展示。世界遺産・元興寺や橿原神宮の奉納作品も特別に展示する。

 逢香さんは奈良教育大学で書道を専攻。江戸時代の小説本「草双紙」の挿し絵に描かれた個性豊かな妖怪たちに魅了されたという。墨と筆を使い模写を続ける一方でオリジナルの妖怪も描くようになり、現在は「妖怪書家」として活動している。

 逢香さんは「現代の妖怪たちの姿を描いていきたい。互いに認め合って自分も認められる、そんな妖怪たちが、生き辛さを感じていた私を励ましてくれた」と思いを込め、「(作品は)奈良墨を磨(す)り奈良筆で書く白と黒の世界。コロナ禍で厳しい日々が続くが、少しでもクスッと笑ってもらえれば」と話す。

 逢香さんの在廊日限定で、和菓子店「みどり製菓」(大阪市)とコラボした「妖菓子(あやかし)」を販売する。パッケージを逢香さんがデザイン。職人が手作業で作るゼリー「妖怪細工菓子」が入る。アマビエ・天狗(てんぐ)・からかさ小僧など8種類を用意する。

 開催時間は10時~17時。入場無料。6月27日まで。逢香さんの在廊日は、5月30日・31日、6月5日・13日・19日・26日・27日。在廊日の変更に注意が必要。

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