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奈良・幕末の名工「奥田木白 古赤膚焼」展示 赤膚焼の系譜の一端を感じて

11日には辻井由紀子さんによるギャラリートークが行われ参加者は興味深く説明を聞いた

11日には辻井由紀子さんによるギャラリートークが行われ参加者は興味深く説明を聞いた

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 なら工藝(こうげい)館(奈良市阿字万字町、TEL 0742-27-0033)で現在、特別企画展「奥田木白(もくはく) 名品茶碗(ちゃわん)の世界V」が開催されている。

展示の様子

 古い焼き物の蒐集を約40年続けている、奈良市在住の辻井由紀子さんのコレクションの中から、幕末の名工と呼ばれる奥田木白の古赤膚焼(こあかはだやき)を中心に約70点展示する。今年150回忌を迎える奥田木白は江戸末期~明治初頭に活躍し、当時(大和)郡山城下町に工房を構え、多くの作品を残した。

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 古赤膚焼とは、学問・芸術に造詣の深かった郡山藩主3代 柳沢堯山(ぎょうざん)公が、赤膚焼を再興・保護した時期を含め、奥田木白までの赤膚焼作品の総称。人が2人並んだ絵やシカなどをモチーフとした奈良絵が描かれた茶陶類が多く、現在にまで続く赤膚焼の基を築き上げたのは奥田木白といわれる。

 辻井さんは「当時貴重だとされる赤い顔料が印象的な奈良絵が映えるように陶器をなるべく白く仕上げることに苦労したようだ」「展覧される機会の少ない近世近代の古赤膚焼を間近に見ることで、現代につながる赤膚焼の系譜の一端を感じてもらえれば」と話す。

 開館時間は10時~18時。月曜休館。入館無料。2月24日まで。

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