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奈良で地元写真サークル「ま・どんな」の作品展 女性の感性キラリ

それぞれが写真を通じて自分を表現

それぞれが写真を通じて自分を表現

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 写真サークル「ま・どんな」の写真展が4月25日~29日、入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市高畑町、TEL 0742-22-9811)一般展示室で開催される。期間中、サークルメンバー、オブザーバー、アドバイザーの作品40点を展示する。

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 同サークルは、奈良が好きで関東から移住した写真家・若橋一三(いちぞう)さんが2007年にアドバイザーを始めた主に女性のための写真サークル。今年で12年目を迎える。近所の女性から「写真の撮り方をアドバイスしてもらえないか」と言われたのがきっかけという。

 南紀寺町の若橋さんの自宅で毎月1回、各自が撮影し持ち寄った写真にアドバイスする。今年で9回目を迎える写真展では主に3人の女性メンバーが出品する。

 白毫寺(びゃくごうじ)を撮り続けている女性は「昨年の台風による屋根修理用の足場に上り、普段撮れない位置から鬼瓦を撮影した。話しに聞いていた鬼瓦に書かれた墨書の年号も確認できた」と話す。

 アレンジした花の作品に特化して撮影をしている花屋を経営する女性は「作品を記録するために始めたが、コツを教わると見る人にもっと伝わる撮り方で表現したいと思うようになった。今は、自然の中に花の作品を持っていき撮影することで、どんな表現ができるかチャレンジしている」と意気込みを見せる。

 趣味のスキューバダイビングで和歌山・沖縄の海中を撮影している女性は「海の中は別世界でとても面白く楽しい。陸では想像できないような不思議な生物に出合える。魚と一緒に泳いでいるような気持ちが見る人に伝わればうれしい。これまで3台のカメラを海水で故障させてしまい、注意しないと大変なことになるが、それよりも楽しい気持ちが強く、仕事が休みの時は奈良から海中撮影に通い5年になる」と話す。

 若橋さんは「写真は自分を表現する手段。自分というものが写り表われる。女性は特に向いていて写真で語ることができ、感性がキラリと現れ伝えたい内容を豊かにする。単なる記録ではなく、写真を通じて自分をもっと表現できる」と話す。

 開催時間は9時30分~17時(25日は14時~、29日は15時まで)。入場無料。

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