平城宮跡で8月28日、「平城京天平祭 夏2015 光と灯(あか)りのアートフェス」が始まった。
第一次大極殿前庭では、1万本のろうそくで幻想的に大極殿を照らす「燈花会(とうかえ)@大極殿」が開かれ、ライトアップされた大極殿とその前でカップから漏れる優しい明かりに来場者らは見入っていた。同会場ではこのほか、光のオフジェ展示や「ウオーターアートプロジェクション」なども行われ、多くの人でにぎわった。
19時15分からは「光の天平行列」が行われ、LEDなどで装飾した天平衣装を着た60人が会場内を行列し、みやびな世界を演出。来場者たちから「きれい」との声が上がっていた。京都府宇治市から訪れた48歳会社員の女性は「ミラーボーラーが特にきれい」と話していた。
同所には特設ステージを設置し、「Charisma.com」、「Da-iCE」、安田レイさんのライブ(29日の17時30分~)伝統芸能「石見神楽」の演舞(30日18時45分~)も行う。
期間中の近鉄西大寺駅南口とJR奈良駅西口からシャトルバスを運行(15時30分~)する。「燈花会(とうかえ)@大極殿」は期間中毎日。「光の天平行列」は30日も行う。
開催時間は17時30分~21時。(飲食・物販は16時~)。8月30日まで。入場無料。