35匹すくって日本一に-大和郡山で「全国金魚すくい選手権大会」

大和郡山市で行われた第18回金魚すくい選手権大会

大和郡山市で行われた第18回金魚すくい選手権大会

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 金魚スクエア(大和郡山市)で8月19日、金魚すくいの日本一を決める「第18回金魚すくい選手権大会」が開かれ、一般の部では決勝で35匹をすくった同市在住の高校2年生・小谷隼人さん(16)、小・中学生の部では28匹をすくった同市在住の中学2年生・木村花菜さん(14)が、団体の部では、桜井市から家族で参加した「翔龍(しょうりゅう)」が78匹をすくい、それぞれ優勝した。

「一般の部」優勝の小谷隼人さんと司会を務めたタージンさん

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 当日は全国の予選を勝ち抜いてきた精鋭に加え、抽選で選ばれた人など1777人が参加し、一般の部、小・中学生の部、3人1組の団体の部に分かれ、約4センチの金魚が1000匹ほど入った水槽で、1枚のポイ(和紙が張られた金魚をすくう網)で3分の間に何匹すくうかを競った。

 主催者によれば「例年通りでポイの変更はない」とのことだったが、参加者の間では「今年のポイは破れやすい」とのうわさも流れた。

 参加者は競技する水槽に着くとまず、1分間で使用するポイを選ぶ。ポイ選びも競技の重要なポイント。真剣な表情でポイを選び終えると、金魚の入った水槽を見つめながら、集中してスタートの合図を待つ。

 スタートの合図があっても、すぐにポイを水槽に入れる参加者は多くなかった。狙いを定めた金魚をすくうタイミングを見計らってポイを水槽に入れ、その後は、素早い動作で金魚をすくっていった。中には、2匹同時にすくう人や、破れたポイでも諦めずに残った部分で見事にすくい上げるつわものも多く見られた。

 かわいらしく、すくう楽しさもある金魚が好きという小谷さんは「調子は良くなかったが運が良かった。来年も優勝を目指したい」と笑みを浮かべた。表彰式で名前が呼ばれると感極まり目頭を押さえて登壇した木村さんは「うれし涙が流れて良かった。来年も頑張る。すごくうれしい」と喜びを表した。

 今大会の最高匹数は、予選で72匹をすくった千葉県の杉山久美子さんだった。

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