奈良公園を中心に2月8日、約10万個のLEDで冬の夜を彩る「しあわせ回廊 なら瑠璃絵(るりえ)」が始まり、幻想的に奈良を照らし出した。
なら瑠璃絵は、春日大社、東大寺、興福寺を「光りの回廊」でつなぎ、夜間特別拝観を行う3社寺を巡ってもらうことを目的としたイベントで、冬の観光対策として昨年初めて実施され、今年で2回目。
17時過ぎから奈良公園の浮雲園地で行われたオープニングセレモニーで同実行委員会の岩井俊樹会長が「冬の奈良の風物詩に数えられるようなイベントになれば」とあいさつ。この日は18時から花火も打ち上げられた。
光りのオブジェが設置されている奈良公園の浮雲園地や、LEDで綺麗に飾り付けられた新公会堂の庭園では、来場者はロマンチックなムードを満喫。大和郡山市から訪れた高校生のカップルは「きれい」と記念撮影を楽しんでいた。
期間中は、興福寺・五重塔や奈良国立博物館もライトアップ。阿修羅像を展示している興福寺・国宝館も特別開館するほか、春日大社では万燈籠(とうろう)が行われる。
点灯時間は17時30分~20時30分。今月14日まで。