奈良交通で安全運転研修会-バス運転手11人が運転技術競う

奈良交通で行われた安全運転研修会で「幅寄せ」をする参加者

奈良交通で行われた安全運転研修会で「幅寄せ」をする参加者

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 奈良交通(奈良市新大宮)は12月6日、大和郡山にある奈良交通自動車教習所で「第60回バス安全運転研修会」を実施し、バス運転手が運転技術を競った。

8.3メートル間隔に設置されたポールの間を、前進と後退で通過する蛇行運転を行う女性運転手

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 バス運転者の資質向上を目的に1952(昭和27)年から行われている同研修会。学科試験や教習所内での幅寄せや蛇行運転などの実技のほか、街路運転では、重力を計測するXYレコーダーを使用した測定も行われ利用者に掛かる重力をグラフ化し審査する。参加するのは、各営業所から選抜された32歳~48歳の11人。今回は初めて女性運転手も参加した。

 参加は在職中に一度限りとあり、緊張した面持ちで実技に挑む参加者。教習所内では、全長9.35メートル×幅2.5メートルの中型車両を使用し、日ごろの業務で身につけた運転技術を生かして大きな車体をセンチ単位で操る。

 結果、西大和営業所の木戸修さんが最優秀賞に、奈良営業所の上苙匡さんと奈良貸切営業所の田島賢一さんが優秀賞に選ばれた。木戸さんと上苙さんは学科・実技ともに同点。前後10メートルのコースを3分間に2往復してスタート地点からどれだけ離れることができるかを競う「幅寄せ」で、上苙さんが前・後輪ともに4.61メートル、木戸さんが前輪5.35メートル、後輪5.46メートルだったことで最優秀賞が木戸さんに決まった。

 閉会式では、大会委員長の梅谷裕規・常務取締役自動車事業本部長が「職場に同僚や後輩の模範となるように基本を守った運転に徹して、無事故運転に努めてもらいたい」と話した。

 子どものころから大きなハンドルのバスに憧れ、バスの運転手になったという最優秀賞の木戸さんの運転経験は22年で今回の参加者の中で一番のベテランだ。日ごろは乗客に衝撃のないような優しい運転を心がけているといい、受賞に際しては、「うれしい。(受賞した)責任もあり、事故できない」と喜びをかみしめた。

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