奈良県フラワーセンター(大和郡山市、TEL 0743-59-0075)で展示されている「フォックスフェイス」が、愛らしい姿で来場者の目を楽しませている。
フォックスフェイスは、ナス科の植物で生け花など観賞用として利用されている「ツノナス」。黄色の実の先端が突き出ていることからキツネの口に、突起している部分がキツネの耳のように見える。
同センターでは3月下旬に種をまき、7月上旬に開花。ボランティアグループによりホルモン処理などを行い、9月上旬に実がなった。現在は、20株に長さ8センチ×直径5センチほどの実が100個以上なっている。来場者を楽しませようと隣り合う形の良い実には、目のシールを張り「キツネの親子」として展示している。
実をつけるために水や肥料のバランスが難しいかったという同センターの棚田さんは「花が咲いて緑色の実がなり、やがて黄色からオレンジ色へと変化していく様子を見てほしい」と話す。
開園時間は9時~16時30分。入場無料。見ごろは11月下旬まで。