4月24日にオープンする平城遷都1300年祭の平城宮跡会場内にある「平城京歴史館」に、「しゃべる」せんとくんが登場した。
同館は、復元した遣唐使船を併設するほか、VR(バーチャルリアリティー)で平城京を紹介するVRシアターなどがある。
館内では、日本と大陸を隔てる海をイメージしたタイムトンネルを抜けると、「古代のアジアと日本の歴史」をアニメーションで紹介する120インチのスクリーンが設置されている。「伝わる技術 根付く文化」と「国の礎(いしずえ)を築く」と題した4分ほどのアニメは、同祭のマスコットキャラクター「せんとくん」が、司馬達等や粟田真人と掛け合いながら紹介するもので、ここで「せんとくん」の声を初めて聞くことがでるほか、「遣唐使船シアター」でも、「せんとくん」がナビゲーターとなり遣唐使を解説する。
大きいもので横=7.8メートル、横=4.4メートルある巨大なスクリーン5面が設置された「平城京VRシアター」では、「平城京、はじまりの都」と題した最新のバーチャルリアリティーで再現した迫力ある映像で平城京を紹介。
同館からは、併設された長さ約30メートル、幅約10メートル、高さ約15メートル遣唐使船に乗ることもできる。遣唐使船は、いかりや主舵(しゅだ)に加えて、甲板では、位の高い人が使っていたとされる部屋や、船員が寝泊りしていたとされる雑居部屋などの3つの部屋、細部に至るまで復元されている。
入場料は、一般=500円、高校・大学生=250円、小・中学生=200円。