薬師寺(奈良市西ノ京町)の大講堂前で10月8日、天武忌の奉納行事として「健康歩行体操~歩くことは意乗り(いのり)~」が行われ、デューク更家さんの弟子や全国の門下生、一般参加など約1,500人が参加してデューク更家さんとともに「ウオーキング」を奉納した。
デュークさんは、両手を頭の上に上げて歩く特徴的なウオーキングエクササイズをあみ出し、年間200カ所以上で講座を開くなど、歩行健康法を広めている。今回は、「無病息災を願う参拝者に健康でいるために歩くことの大切さを知ってもらいたい」との思いが同寺と一致したことから実現したもの。
12時30分から始まったイベントは、和やかなムードの中、参加者らに免疫力をアップするエクササイズや、内臓の活性化ウオーキングをデューク更家さんのレクチャーの下、参加者が真剣に取り組んだ。合掌した後、「デュークズウオーキング道」を合唱してからウオーキングを奉納した。
奉納後、山田法胤管主は「日本国中笑顔ある人間を育てるもととなってくれれば」と話した後、車に乗ることを控え多く歩くようにとの意味が込められた「少車多歩」と書かれた直筆の書を進呈。これを受け、デューク更家さんは「これから座右の銘としてずっと使っていきたい」と喜びの表情を表した。