奈良県フラワーセンター(大和郡山市額田部南町)がひなまつりに合わせて展示している「紅白大根びな」が、子どもを中心に人気を集めている。
紅白大根は、赤い大根と白い大根の軸を接ぎ木して作られ、1本の軸が上下で紅白に分かれた合体野菜。同センターが、野菜を使用したひなまつりの飾り付けができないかと、2005年3月に発表した大根とキャベツの合体野菜「キャベコン」の技術を応用し、昨年10月から栽培に着手、9鉢の栽培に成功した。
紅白大根には、炭を使ってユニークな顔が描かれ、それぞれの太さやひげの有無などに合わせた個性的な表情を浮かべている。
同センター総括研究員の棚田一治さんは「美人な大根や、貫禄のある大根、しわだらけ、ずんぐりむっくりと、いろんな表情の面白さを楽しんでほしい。赤と白の大根がぴったりと合体する植物の不思議も感じてもらえたら」と話す。
開園時間は9時~16時30分。入場無料。今月31日まで。