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東大寺ミュージアムで「五刧思惟阿弥陀如来」特別公開 「アフロ仏像」の愛称で人気に

東大寺ミュージアムで特別公開される「五刧思惟阿弥陀如来坐像」

東大寺ミュージアムで特別公開される「五刧思惟阿弥陀如来坐像」

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 東大寺ミュージアム(奈良市水門町、TEL0742-20-5511)で9月16日、「アフロ仏像」として仏像ファンだけでなく多くの人から親しまれ人気が高い「五刧思惟阿弥陀如来坐像」(ごこうしゆいあみだにょらいざぞう)の特別公開が始まり、同日の閉館後、報道陣に公開された。

展示の様子

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 通常は10月5日の特別開扉時のみ拝観できる同仏像。今年は安置する東大寺・勧進所阿弥陀堂の修繕工事を行っていることから特別開扉することができないため、同館で展示することになった。例年は1日しか拝観することのできない秘仏を間近でじっくりと見学することができることから人気を呼びそうだ。

 重文「五刧思惟阿弥陀如来坐像」(木造漆箔、鎌倉時代)の像高は106センチメートル、約90センチメートルの台座に乗せ展示する。四天王立像と東大寺五刧面仏縁起も併せて展示する。

 五刧思惟阿弥陀如来は、阿弥陀如来の異形の一つ。頬が張り四角い顔で平たく、目鼻立ちが小さく中央に寄っている。頭は長い間剃(てい)髪せず、座禅・思惟していたことからこのような頭髪になったと言われる。

 開館時間は9時30分~17時30分(10月は17時まで)。入館は閉館の30分前まで。入館料は、大人=500円。小学生300円。特別公開は10月18日まで。

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