南都七大寺のひとつに数えられる西大寺(奈良市西大寺芝町)で10月31と11月1日、「第2回奈良古典芸能フェスティバル 『西大寺 市川海老蔵奉納舞踊特別公演』」が開かれる。
二代目市川団十郎が市川海老蔵だった当時、西大寺の愛染明王坐像を拝観し、同像をかたどった隈取(くまどり)で「矢の根」を演じたところ人気を集めたことや、「矢の根」ものちに歌舞伎十八番のひとつとなるなど、市川家は西大寺とも縁がある。
当日は、西大寺境内の特別舞台で、「口上」、「保名(やすな)」、「お祭り」の演目が演じられる。
主催はJTB西日本(大阪市中央区)。同社が展開する文化交流事業の一環で、海老蔵さんは、昨年にも薬師寺で奉納舞踊を行っている。
17:30開場、18:30開演。 料金は、SS席=14,800円、S席=12,800円、A席=10,800円(共に拝観料込み)。JTBグループ各店で販売。問い合わせはJTB西日本奈良支店(TEL0742-23-2521)まで。