奈良に特化したブライダル情報誌「nala:yome(ならよめ)」が1月25日、創刊した。
発行はベースクリエーション(大阪市中央区)。同社社長の安田智和さん(34)によると、奈良で婚姻届を出した人の中で、奈良で式を挙げるのはその内2割ほど。なぜ奈良の人が奈良で挙式をしないのかと不思議に思ったといい、少しでも奈良での婚礼数を増やし奈良のブライダル業界を盛り上げたいとの思いで同誌創刊を決めた。
掲載する情報は奈良に特化し、掲載する写真は奈良で撮影。ドレスも奈良で購入できるものを掲載する。式場の紹介ページは、テンプレートに情報を落とし込む形ではなく、各会場の良さを引き立たせるために、個別にデザインを行うなどして既存媒体との差別化を図る。そのほか、2次会会場や引き出物、カフェなども紹介。
奈良での挙式について、安田さんは「奈良にしかないものがたくさんある。奈良はロケーションが最高の場所。挙式は2人のためだけでなく両親や友達などゲストに喜んでもらうため、住み慣れた場所、2人の思い出の詰まった場所で挙げることに意味がある」と話す。
三条通りにあるドレスショップ「Leciel(ルシェル)」(奈良市下三条)内に相談所「『ならよめ』ブライダルカフェ」も設けた。常駐するカウンセラースタッフが、結婚式会場や引き出物、二次会の会場などを無料で紹介する。
昨年末に開設したウェブサイトと雑誌、カフェの三方向から奈良で結婚を考えるカップルをサポートしていくという安田さん。「何をすればいいのか分からないという人に、ゼロからの段取りをお伝えしていくので、ご利用いただければ」とも。
価格は280円。発行部数は1万部。次号以降は偶数月の25日に発売。県内書店や一部コンビニで販売。ブライダルカフェの営業時間は12時~20時(土曜・日曜は10時~)。火曜・水曜定休。