近鉄西大寺駅北西に位置する奈良市西大寺北町に11月17日、ショットバー｢BAR MASAGO（バーマサゴ）｣（TEL 0742-53-7090）がオープンした。

｢BAR MASAGO（バーマサゴ）｣の店内

　店主は奈良市在住の真砂徳哉さん（38）。9年間勤めていたレストランの業務転換で今年7月にリストラされたのをきっかけに、昔から憧れだったバーを地元奈良で開いた。

　店舗面積は約10坪で、カウンター10席。内装は全て手作りによるもので、真砂さん自ら伐採まで行ったクスの木を使った光沢あるカウンターテーブルは、｢5万回以上は磨いている｣という。照明やジャズを中心としたBGMは時間帯に合わせて変化させ、「ゆっくりと安らげる空間づくりを心がけている」。現在は店舗外に大きな看板も置かず、「隠れ家的」雰囲気を演出している。

　ドリンクメニューは、ウイスキーを中心に、ビール（600円）、カクテル（600円～）、グラスワイン（500円～）のほか、リキュールや焼酎、日本酒などを幅広く取りそろえる。フードメニューは、有機農家を営む実家から仕入れる新鮮な旬の野菜を使ったスティックサラダ（300円）、ミックスナッツ（300円）などで、今後はカレーの提供も検討しているという。

　｢ゆっくりと自分の落ち着ける場所として思ってもらえて、愛される店になれれば｣と真砂さん。その優しい口調で話す人柄もあり、女性が一人でも安心して訪れることのできる店として早くも常連客がついている。

　営業時間は18時～翌2時（場合により閉店時間は延長）。