貴重な建築遺産「奈良少年刑務所(旧奈良監獄)」、奈良の画廊で写真展

ナガノカメラワーク京終画廊で開かれる「知られざる名建築~旧奈良監獄・奈良少年刑務所の美~」©ならまち通信社

ナガノカメラワーク京終画廊で開かれる「知られざる名建築~旧奈良監獄・奈良少年刑務所の美~」©ならまち通信社

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 ナガノカメラワーク京終画廊(奈良市中辻町、TEL 0742-23-0306)で3月20日から、奈良市般若寺町にある奈良少年刑務所(旧奈良監獄)をとらえた写真展「知られざる名建築~旧奈良監獄・奈良少年刑務所の美~」が開かれる。

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 同刑務所は、明治の「五大監獄」との一つとして1908(明治41)年に建設され現在も奈良少年刑務所として使用されており、五大監獄の中でも現在も建物がそのまま残っているのは同刑務所のみ。

 2007年から受刑者向けの講座を担当したことをきっかけに、建物の美しさに感銘したというならまち通信社の松永洋介さんと寮美千子さんが、建物の芸術性に着目して商業写真家として活動する上條道夫さんを招き、職員でもあまり目にしないような細部まで写真に収めた。

 今年2月に2日間かけて600枚を撮影。その中から建物の良さがわかる写真を絵約60点展示。高さ1.1メートル×横13メートルの巨大プリントも展示する。

 外から見ても素晴らしいが中に入ると細部にまできれいにできていて驚いたという寮さんは「町の文化財としてすごい建物であることを知ってもらいたい」と話す。

 開館時間は10時~18時。日曜・祝日休廊。入場無料。5月1日まで。

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