戦没者慰霊と恒久平和を祈る火の祭典「奈良大文字送り火」が8月15日、高円山(奈良市白毫寺町)で行われた。108本の火床で古都の夜空に「大」の字が浮かび上がった。
18時50分から奈良公園内の飛火野に設置された特設会場で慰霊祭が開かれ、県出身の戦没者2,9243人の英霊を供養した。点火は20時から行われ一つひとつ火床に火が入れられると「大」の字が浮かび上がった。奈良の大文字送り火は、字の第1画が109メートル、第2画が164メートル、第3画が128メートルあり日本最大級。
市内各所では、夏夜に浮かび上がる大文字に足を止める姿が見られた。