やまと郡山城ホール(大和郡山市北郡山町)で10月11日、「第28回女王卑弥呼コンテスト」が開かれ、女王卑弥呼は神戸大学2年生の坂口愛美さん(20)に決まった。
同コンテストは、邪馬台国が大和郡山市北西部にあったという故鳥越憲三郎大阪教育大学名誉教授の学説をもとに1982(昭和57)年から開いているもの。今回は既婚者14人を含む18歳から55歳までの63人の応募があった。
当日は、協賛する地元企業などの審査員に加え来場者から選ばれた20人の一般審査員が、自己PRや一問一答で審査。グランプリに神戸大学2年生の坂口愛美さん(20)、準グランプリに会社員の河野好恵さん(25)、京都大学2年生の村山知さん(20)が選ばれた。
新女王になった坂口さんは「びっくりして信じられない。一生懸命頑張って大和郡山の魅力をPRしていきたい」と笑顔を見せた。
この日で女王卑弥呼としての役目を終えた「もともと人見知りな性格だったが1年間の活動で自分に自信を持てるようになり成長できた」と言う27代女王の角田敬奈さんは1年間の活動を振り返り、「楽しかった。特に大和郡山お城まつりで市長とともにオープンカーに乗ったことが印象に残っている」と話し、新女王らには「1年後には成長できると思うので頑張ってください」とエールを送った。
女王・準女王に選ばれた3人は、これから1年間、同市の観光キャンペーンレディとして大和郡山市、同市観光協会主催の行事などで活躍する。