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フードデリバリーサービス「DiDi Food」が奈良に4社目参入 後発ゆえの工夫も

マリオットホテル奈良での記者会見の様子。右から不破さん、木村さん、井上さん、配達パートナー

マリオットホテル奈良での記者会見の様子。右から不破さん、木村さん、井上さん、配達パートナー

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 「DiDiフードジャパン」(東京都)が運営するフードデリバリーサービス「DiDi Food(ディディフード)」が12月1日に奈良市内(一部を除く)でサービスを開始した。

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 当日、記者会見が行われ、同社の営業部・井上貴之さんと、カスタマーエクスペリエンス本部の不破大樹さんが、事業概要、奈良のフードデリバリー市場、今後のビジョンなどについて説明した。

 フードデリバリーは新型コロナ禍で需要が急増しているという。同社は2020年6月より大阪府でサービスを始め、2021年に福岡県、兵庫県、広島県、京都府、愛知県、沖縄県、宮城県とサービス提供網を広げ、奈良県が国内9都市目の展開となる。

 奈良市内では同様のサービスを「ウーバーイーツ」「出前館」「menu」が始めており、同社は最後発となる。

 「ユーザーの声を聞き、改善につなげ柔軟に対応をしていくのが当社の企業文化。飲食店さまからシステムの使いやすさなどの要望を受け付け改善する体制が整っている」と井上さん。不破さんは「配達パートナーの働き方の質の向上を重視し、事前研修、トラブル時のコールセンターでのサポート、万が一の際の事故補償、交通安全教室での交通安全への意識向上に力を注いでいる」と話す。

 提携飲食店を代表して登壇した、スイーツ店「GRAN CHA」などを営む八宝取締役の木村有香さんは「初めはフードデリバリーを取り入れることに抵抗があったが、DiDi Foodスタッフさんの対応から誠実さが伝わってきて、私たちが大切にしている思いもちゃんとお客さまに届けてくれる会社だと確信し導入に踏み切った」と振り返る。コロナ禍で危機的状態になったことに触れ、「これからは今までと同じことをしていては駄目。新しいことにもチャレンジし、お客さまに喜んでいただくことが結果的に従業員らを幸せにすることにつながる」と話した。

 サービス開始時の登録飲食店は約150店(手続き中は約200店)。

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