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共に世界で活躍する10代プロアスリート 奈良で合同練習

(右)プロスノーボーダー 梨木みれいさん(15)
(左)プロスケーター 山本勇(いさむ)さん(17)

(右)プロスノーボーダー 梨木みれいさん(15) (左)プロスケーター 山本勇(いさむ)さん(17)

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 奈良市在住のプロスノーボーダー・女子ハーフパイプの梨木みれいさん(15)と、プロスケーターでスケートボードフリースタイル世界大会3連覇中の山本勇(いさむ)さん(17)が、奈良電力鴻ノ池パーク(奈良市法連佐保山4)で合同練習を行っている。

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 梨木さんは今年2月のWSFワールドルーキー16歳以下予選で2位になり日本代表に選出され、3月末のオーストラリア本戦に向け気合を入れていた。山本さんはカナダのフリースタイル世界大会で4連覇を目指していた。しかしコロナ禍により2人とも全ての予定が中止になった。

 練習場が使えなくなるなどして、同パークでそれぞれ屋外練習をしていたところ2人は知り合った。同じ世代・境遇で、横乗り系スポーツの感覚が似ていることもあり、お互いを刺激し高め合う仲になったという。

 梨木さんは幼稚園に通う頃から両親の影響を受けスノーボードを始めた。山本さんは、小学生の頃に父が見せてくれたスケートボード界のレジェンドといわれる「ロドニー・ミューレン」の動画に衝撃を受けたのがきっかけになったという。共に好きなことを突き詰め、世界を舞台に活躍するまでになった。

 「海外に比べて日本は練習ができる環境が少ない。自分たちがさらに活躍して興味を持ってもらい練習場所を増やしたい。そうすれば、このようなスポーツがより身近になり、皆さんに楽しんでもらえる」と2人は同じ思いを感じているという。

 梨木さんは「スノーボード ハーフパイプでオリンピックに出場することが目標。まずはナショナルチーム入りを目指し、もっと世界で活躍できるように頑張りたい」。山本さんは「スケートボードフリースタイル、フラットランド(平面で技を競うスポーツ)がオリンピック種目になるように、多くの人にその魅力を知ってもらい有名なスポーツにしたい」と意気込む。

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