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奈良女子大学×奈良ホテル、共同でランチメニュー開発 奈良食材に新風を

私たちが考えた新メニュー、どうぞ召し上がれ

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 奈良女子大学(北魚屋東町)の学生による「奈良の食プロジェクト」は奈良ホテル(奈良市高畑町、TEL 0742-24-1151)と共同で、奈良の食材を使った26種類のメニューを開発した。1月16日に提供を始め、2週替わりで6~7種類を提供する。

前菜からデザートまで26種類

 同プロジェクトは、これまでさまざまな企業とコラボし、奈良の食の魅力をアピールするレシピ開発を中心に12年以上続けている取り組み。本年度は同大と奈良ホテルが共に創立110周年を迎えることから、メンバー17人と同ホテルシェフ3人で昨年10月に始動。シェフが同大学に赴き、打ち合わせや試作を重ねた。

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 生活文化学科に所属し、衣食住を社会学的観点から研究しているという2回生、プロジェクトリーダーの中野双葉さんは「大学生らしさと奈良ホテルらしさを大切に、女子大生の新たな視線を盛り込みながらも名門クラシックホテルでの提供にふさわしいものを目指した。一緒に試作を繰り返し、シェフからプロの目線を学び、いろんな意見を頂いて、最後はシェフの手によって素晴らしい料理に仕上がった」と振り返る。

 「華やかな食の表舞台を支える技・スピード・所作などに触れられたことは、管理栄養士を目指す学生にとって『将来関わるであろうシェフや料理人は、こんなにすごい人たちなのだ』と実感でき貴重な学びだった」とも。

 学生らは前菜からデザートまで幅広いメニューを考案。大和野菜の「大和まな」はジェノベーゼ風ソースでパスタに、「結崎ネブカ」は甘味を生かしたキッシュに仕上げた。

 しょうゆのルーツとなった古代の調味料「醤(ひしお)」を効かせた「大和野菜のカルパッチョ」を考案した1回生、玉木歩乃羽(ほのは)さんは「現代の若い感覚でもおいしい。歴史が深く長い奈良を感じてほしい」と話す。

 循環型農法に古くから取り組み、人と同じものを食べさせて育てる奈良のブランド豚「郷Pork(ごうポーク)」は、奈良が日本酒発祥の地といわれることから、地酒酒かすを使ったミートローフや、大和茶で香り付けした豪快な塩釜焼きにした。

 干し柿をクリームチーズと生ハムに合わせたアラカルト「干し柿ロール」は「格上げされたおつまみになった」とメンバーから好評だという。

 ネーミングが特徴的な「鹿のしっぽケーキ~県産イチゴを添えて~」は「奈良と言えばシカ、そのたまらないかわいらしさを伝えたい」と尻尾をイメージ。「県産イチゴのひとくちモンブラン」「柿のティラミス」は、「味はもちろん、見た目も映えるように考案者らが工夫した」と中野さん。

 担当したシェフの片岡大さんは「アレンジを提案したり、塩分濃度やコスト的なものを助言したりした。新しい若い発想に驚かせられることが多く、こちらもいい学びになった。今後も女子大生の斬新なアイデアを活用していきたい」と話す。

 中野さんは「こんなにおいしいものがいっぱいあるのに、知られていないのがもったいない。微力ながらアピールする活動をしていきたい。改めて奈良のおいしさや素晴らしさに気付いて、奈良をもっと好きになっていただければ」とも。

 ビュッフェレストラン「金剛」のランチビュッフェで提供する。90分制で、1部=11時30分~13時、2部=13時30分~15時。料金は平日=大人4,840円、子ども3,630円、幼児2,420円、土曜・日曜・祝日=大人5,445円、子ども4,235円、幼児3,025円。2月29日まで。