「同い年で一代目の豆腐店店主」という共通点のある3人が共催するイベント「ソイヤソイヤSOY祭り」がワイン店「ワインの王子様」(奈良市鍋屋町)の裏庭で6月9日、開催された。
2回目となる今回は、「ワインの王子様」が主催する「ベルギー祭り2019」と同時開催し、多くの人でにぎわった。
奈良市「きたまち豆腐」藪田洋輔さん、生駒市「寺川とうふ店」寺川昌和さん、大阪府枚方市「まことの豆富 燈(あかり)」川口誠さんは共に42歳。「会社勤めを6年~10年した後、脱サラし豆腐店で修業して自分の店を構えた一代目」という共通点があり、意気投合したという。
「ベルギー祭り」は多くの種類のたるビールを次々に開栓し、ベルギービールに合う料理と共に楽しむ毎年恒例イベントで、なじみ客やビール好きが集まる。
藪田さんは「昨年は学園前で開催した。今年会場を探していたとき『ワインの王子様』が同時開催で場所を快く貸してくれた。ベルギー祭りに合わせて、ビールに合うメニューをそれぞれ考えた」と話す。
「塩とオリーブオイルで食べる大和芋おぼろ豆腐」「牛スジと豆富の煮込みシュレッドチーズがけ」「刻み揚げのネギ塩ダレまぜうどん」「薄揚げの炙(あぶ)り」「冷やっこ」などを用意し早々に売り切れた店もあるという。
「ワインの王子様」の常連という大阪から来た男性・篠原さんは「豆腐も好きなので3店舗も集まったこのコラボはうれしい。特に塩とオリーブオイルで食べるおぼろ豆腐が気に入った。今日はビールだが日本酒にも合いそう」と話す。
同祭りに賛同し、「カフェ・Pleased to meet me」はファラフェルのピタサンド、「ごはんとおやつ・FUJIYA」は寺川とうふ店の豆乳で作った台湾スイーツ「豆花」、「あじあの薬膳おばんざい・藍布」は生春巻を用意し、他にもさまざまな店がビールに合うメニューで参加した。
次回は、来年大阪での開催を予定。「ソイヤソイヤSOY祭」フェイスブックページなどで告知する。