奈良県庁東隣に4月13日、「奈良公園バスターミナル」(奈良市登大路町、TEL 0742-27-8028)がオープンする。
同施設は団体観光や修学旅行のバスの乗降専用で、乗客の降車後のバスは指定の場所に駐車することで公園中心部への観光バスの乗り入れを抑制し、渋滞緩和につなげると共に、バスの待ち時間や休憩時間を快適に過ごせるようにする。
観光バス利用者以外も利用できる情報発信拠点や休憩の場とするため、レクチャーホール、飲食・物販店舗、屋上庭園、トイレなども併設する。
当日はオープニングイベントを予定。「バス出迎え式」(7時30分~)では、同施設に乗り入れる1号車~4号車のバスを奈良女子大付属中学校生徒によるファンファーレと音楽演奏で出迎え、記念品を贈る。
「音楽フェスティバル」(9時~16時)は同施設の至る所で太鼓、尺八、フルート、バイオリンなどによる演奏会を展開。吉本芸人の「十手リンジン」はトークを交えて来場者と交流し、感想などをインタビューする(10時~15時)。同施設に出店する5店は、オリジナルメニューなど当日だけの限定サービスを用意(10時~16時)。
「来訪記念トーク」は、レクチャーホールから眺望できる「春日山原始林」の神秘性と美観を、4K映像と現地説明員のトークにより体感できるようにする(1回20分、9時~、11時~、13時~、15時~)。レクチャーホール入場時に各回先着70人に記念品を配布。
記念品は木製ピンバッジで、春日山原始林に隣接する人工林(花山、芳山)の間伐材で春日山原始林に生息する生き物「アカショウビン」「二ホンリス」「モリアオガエル」「ルリセンチコガネ」をデザインしている。