奈良クラブ(JFL)は6月20日、鴻ノ池陸上競技場(奈良市法蓮佐保山)でMIOびわこ滋賀と対戦し2対1(前半0対0)で勝利した。
JLFファーストステージを7位で終え、この日はセカンドステージの開幕戦でホーム3連戦の初戦。前半では果敢にゴールを狙うも得点にはつながらず0対0で後半戦へ。54分相手チームにゴールを許し0対1に。「絶対に負けられない戦い」。そう声を上げるサポーターの応援にも熱が増した73分。相手チームのハンドからPKを獲得、堤隆裕選手がネットを揺らし同点に追いついた。勢いに乗った87分、FKからのこぼれたボールを伊澤篤選手がゴールへ押し込んで逆転勝利した。
中村敦監督は「ホッとしている。すごく大事な一試合だった。形はどうであれしっかり勝てたことが大きな収穫。内容的にも悪くはなかった」と話した。
勝利の喜びに沸くスタジアムも土曜日の開催となったことも影響してか、この日の来場者数は1285人にとどまった。J昇格には「ホームゲームの平均観客数が2000人以上」という条件があり、チームの成績が条件を満たしても同条件を達成しないと昇格できない。試合終了後は、サポーターも来場者に向けて「来週も再来週も一緒に応援しましょう」と呼び掛けていた。
セカンドステージ2節は6月28日に同所で「ファジアーノ岡山ネクスト」と対戦する。キックオフは13時。チケットは前売り、一般=1,200円、中高生=500円、芝かぶり席=5,000円。チケットぴあやセブン―イレブン、サークルKサンクスなどで購入できる。