関西社会人サッカーリーグ1部の「奈良クラブ」は9月7日、橿原公苑陸上競技場(橿原市)で「関大FC 2008」と対戦する。
ここまでのリーグ戦成績は、7勝1敗3分で勝ち点24点。7日は今シーズン最後のホームゲームとなる。
同クラブは8月30日、鶴見緑地球技場(大阪市)でFC大阪と対戦。6対2(前半4対0)で勝利し3戦を残して首位に躍り出た。1部に昇格後、無敗を維持していたFC大阪に始めての黒星を付けた。
第94回天皇杯全日本サッカー選手権では、福島ユナイテッド(J3)を3対1で、ベガルタ仙台(J1)を2対1で下し、3回戦でジュビロ磐田(J1)に敗退するも、格上チームに勝利するという快挙を果たすなど、今季の奈良クラブは勢いに乗っている。
矢部次郎GMによると、今季は監督が良い仕事を見せているといい、チーム内でもポジション争いが激しくレベルが上がっているという。
リーグ戦優勝への期待が高まる残り3試合については、「1戦1戦大事に戦う。自分たち次第で順位を変えることができる。強い気持ちと希望を持って謙虚に戦っていきたい」と意気込む。
今季優勝を果たせば、3年ぶりに全国地域サッカーリーグ決勝大会に進出することになる。今リーグ最後のホーム戦、サポーターの応援にも熱が入りそうだ。
試合は13時キックオフ。同クラブはピッチ横で観戦できる「芝かぶり席」の観覧希望者をホームページで募集している。