奈良の三条通りで6月25日、マイケル・ジャクソンの命日に合わせて「マイケル・ジャクソンダンストリビュート」が開かれ、約100人が心を一つにしてダンスを踊った。
奈良で行われる「マイケル・ジャクソンダンストリビュート」は、花芝商店街で「お豆腐・唐揚げダイニング カシュガシュ」(奈良市花芝町)を営む奥本雅史さんを中心に、2010年7月に花芝商店街で初めて開催。参加者やダンストリビュートの様子を見た人らからの「またやってほしい」という声を受けて翌年、翌々年と開催したほか、世界で同時刻にマイケル・ジャクソンの「Thriller(スリラー)」を踊る「世界同時スリラー」にも参加している。
参加者はダンス初心者がほとんどで、園児から60代まで年齢層も幅広い。マイケル・ジャクソンのファンや、健康増進のためなど参加者の目的も様さまざま。しかし本番だけは、マイケルを思って心を一つにしてダンスを楽しむ。そうしたマイケルでつながる人の輪が広がりを見せ、毎回参加者が増えている。
当日は、うれしい誤算で開始時刻には一目見ようと多くの人だかりができた。街中で突然ダンスが始まるフラッシュモブの要素は薄れたものの、ダンスが終わると観衆からは大きな拍手が起こった。
7月23日にも、近鉄奈良駅から北に位置する花芝商店街でも開催する。この日は奈良を元気にするキャラの「まんとくん」を先頭に「Beat it」に合わせてダンスを行う予定で、奥本さんは「気軽にお子さんの参加を」と呼び掛ける。この日に向けた合同練習は7月14日・21日の15時30分から、同商店街のプラザ花芝2階レッスン室で開かれる。