奈良県全域にケーブルテレビとインターネットサービスを提供している近鉄ケーブルネットワーク(KCN、生駒市)は2月2日から、加入者のパソコンをウイルスや不正アクセスなどから守る「パソコンセキュリティサービス」を開始した。
同サービスは、電子メールやインターネット閲覧時にもリアルタイムにスキャンを行いウイルスの検出と駆除を行うもので、自動アップデートされることから新種のウイルスやスパイウェアにも即座に対応できる。有害サイトへのアクセス防止や外部からの不正アクセス被害を防ぐ機能も供え、1契約(月額420円)で3台までのパソコンにインストールすることができる。併せて、無料でパソコンのセキュリティー状態を確認できるサービス「パソコンヘルスチェック」も開始した。
新サービスは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)事業者向けのセキュリティーサービスを提供するエフセキュア(横浜市)の「プロテクションサービスコンシューマ」を採用。セキュリティー情報やライセンスの設定・監視の一括管理、柔軟なカスタマイズなどが可能で、世界42カ国、177の事業者が利用している。
導入の理由について、KCN担当者は「インターネットライフの安全と安心を守るサービスを実現するために同サービスの導入を決めた。これまでのブロードバンドサービスをセキュア(安全な)ブロードバンドサービスとして提供することで、一層の顧客満足度の向上を目指している」と話す。