東北地方太平洋沖地震に伴い奈良市は3月14日、同市役所の1階ホールの「福祉なんでも相談窓口」に募金箱を設置したほか、姉妹都市の福島県郡山市からの要請で救援物資を搬送した。
物資は、災害用圧縮毛布=1,000枚、非常食(クラッカー、アルファー化米)=5,000食、非常用飲料水=5000本、簡易トイレ=100セット、ウェットティッシュ=1,500パック、消毒液4リットル=20箱、マスク=3万枚。同市の福祉総務課の早瀬正彦さんと、保護第一課の田中弘一さんが同行し、同日の13時30分過ぎに奈良市を出発した。
義援金は、同市役所出張所や23の公民館など43カ所で受け付ける。同市役所に募金に訪れた市内在住の男性は「立ち直ってほしい」と話した。集まった義援金は、社会福祉協議会を通して被災地に届けられる。
12日に同市から宮城県多賀城市に向けて出発した職員は、翌13日の9時に多賀城市災害対策本部に救援物資を届け、同日22時20分に奈良市役所に戻った。